作業療法士
作業療法士(OT)
Occupation
Therapist
手指を使う日常の動作を訓練
精神面でも患者さんをサポート
作業療法士(「Occupational Therapist」略して OT)は「食事をする・字を書く・顔を洗う」といった日常生活に欠かせない動作がスムーズに行えるよう、身体と心の両面から回復を支援します。
理学療法士が脚や腕の動きなど身体の中でも比較的大きな動作を訓練するのに対し、作業療法士は手や指を使う細かな動作や、精神分野へもアプローチをするのが両者の大きな違いです。
作業療法には「つかむ・握る・離す」などの動作を通じて、日常生活への適応を目指す「身体機能的作業療法」、障がいの種類にあった自助具を実際に使ってみたり、日常生活で必要となる動作を訓練したりする「日常生活動作訓練」、作業を通じて精神的に立ち直るきっかけを与える「心理的・支持的作業療法」、職業参加につながるよう、作業の質や能率の向上を目指す「職業前的作業療法」などがあります。作業療法では、その人らしい生活の獲得を目標としています。
勤務先は総合病院のほか、精神病院、リハビリ専門病院など医療機関が6割。福祉センター、肢体不自由児施設、児童養護施設などで働く作業療法士もいます。
国家試験概要
試験日 | 2月下旬の日曜日 ※2024年は2月18日(日)に実施 |
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試験科目 |
一般問題 実地問題 |
配点・ 合格ライン |
168点以上/279点満点 ※2023年実施結果 総得点の60%以上で合格。そのうち実地問題で35%以上の得点が必要 |